💡「無料だしとりあえず…」が一番危険。DXの迷子にならないための、行動科学的「急がば回れ」の法則【デジタル化 何から】

📰タダより高いものはないという言葉がDXには一番当てはまる
「とりあえず、無料のチャットツールから入れてみようか」。夜のオフィス、疲れ切った頭でスマホを眺めながら、そんな風に呟いたことはありませんか?
正直に言います。その「とりあえず」が、後々あなたを苦しめる最大の原因になるんです。多くの経営者さんが「何から始めればいいか分からない」という不安(曖昧さ回避)から、手軽な無料ツールに飛びつきます。
でも、数ヶ月後どうなっているか。誰も使わないアカウント、放置されたグループチャット、そして「社長がまた何か言い出したよ」という現場の冷ややかな視線…。心が折れそうになりますよね。
実はこれ、あなたの進め方が悪いのではなく、人間の「現状維持バイアス」という本能を無視しているからなんです。人は変化を嫌う生き物。そこに明確な「理由」と「設計」がなければ、どんなに便利な道具もただの異物でしかありません。
📰ドリルを買いに来た客が本当に欲しいのは穴を開けることだ
ここで少し、視点を変えてみましょう。有名なマーケティングの話ですが、ホームセンターにドリルを買いに来た人は、ドリルそのものが欲しいわけではありません。「壁に穴を開けたい」という目的(ジョブ)を片付けるために、ドリルを「雇用」しに来ているのです。
これをDXに置き換えてみてください。あなたはチャットツールが欲しいわけではないはずです。「電話の取次ぎで業務を中断されたくない」「言った言わないのトラブルをなくしたい」という、具体的な「ジョブ」を片付けたいのですよね?
手段であるツールから入ると、この「目的」がぼやけます。だからこそ、まずは自社の業務の中で「片付いていないジョブ」が何なのか、現場の社員が何にイライラしているのかを観察することから始めてください。ツール選びなんて、その後で十分なんです。
📰強制すればするほど現場は反発するという心のメカニズム
「便利なんだから使え」と命令していませんか?人間には「心理的リアクタンス」という性質があって、強制されると無意識に反発したくなるんです。
ここで使えるのが「ナッジ(肘でそっと突く)」という考え方です。例えば、北風と太陽の話のように、無理やりコートを脱がせるのではなく、自分から脱ぎたくなるような環境を作る。
ちなみに私は昔、ある企業で「日報をチャットで書け」と命令して大失敗しました。でも、「チャットで日報を出したら、社長から必ず『いいね』スタンプが来る」という単純な承認の仕組み(フィードバック)を作っただけで、提出率が劇的に上がったんです。これは「承認欲求」を満たすナッジの一種。お金もかからず、すぐにできる工夫です。
📰小さな成功体験が脳の報酬系を刺激して次の行動を生む
いきなり全社のシステムを変えようとするのは、登山初心者がエベレストに挑むようなもの。挫折するのは目に見えています。脳科学的にも、人は「小さな成功(スモール・ビクトリー)」を感じた時にドーパミンが出て、次も頑張ろうという意欲が湧くことが分かっています。
だから、最初は「経理部門の請求書発行だけ」とか「営業部のスケジュール共有だけ」といった、絶対に失敗しない小さな範囲から始めてみてください。
そこで「あ、楽になったかも」という実感が生まれれば、それは「社会的証明」となって他の部署にも伝染していきます。「隣の部署が楽してるらしいぞ」という噂は、社長の命令よりも何倍も強力な推進力になりますから。
人間は「得すること」よりも「損すること」を極端に嫌う生き物です。DXを進めないことで、毎日どれだけの時間と機会を「失っている」のか。まずはそこを直視し、「見えない損失」に気づくことが、変革への最初の一歩になります。
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