💡「AI導入したのに使われない…」その悩み、研修が原因です。導入50社超で見えた「社員がAIを使いたくなる」行動経済学のスイッチ

📰「AI導入したぞ」と息巻いた3ヶ月後の現実
「ChatGPT、全社導入しました!」と意気揚々と宣言したものの、数ヶ月後、アクセスログを見て愕然とする。そんな経営者や管理職の方の声を、私はもう何度も聞いてきました。
本音を言えば、初期の私もそうでした。「こんなに便利なツール、みんな使うに決まっている」と。しかし、現実は違いました。アクティブユーザーは、もともとITリテラシーの高い一部の社員だけ。ほとんどの社員は、従来のやり方を変えようとしない。
せっかく高いライセンス費用を払っているのに、これでは宝の持ち腐れ。いえ、むしろ「使われていない」という事実が、経営資源の「損失」として重くのしかかってきます。
📰なぜ「便利なはずのAI」は使われないのか
なぜ、彼らは使わないのか。
「使い方がわからないからだ」と考え、慌てて「ChatGPT研修」を企画する。これが、実はよくある落とし穴です。
多くのAI研修は、「プロンプトの書き方」「便利な機能の紹介」といった「ツールの使い方(How-to)」に終始しています。もちろん、それも無意味ではありません。
でも、考えてみてください。私たちは、Excelのすべての関数を知らなくてもExcelを使っています。本当に知りたかったのは、「このAIが、私の『どの面倒な業務』を『どう楽にしてくれるのか』」という一点だけなのです。
人は、現状維持を好む生き物です(行動経済学でいう「現状維持バイアス」)。新しいツールを覚える「面倒くささ」が、それによって得られる「便利さ」を上回った瞬間、人は行動を止めます。
📰研修のゴールは「使い方を覚える」ことではない
正直に言います。AIを「使わせよう」とする研修は、だいたい失敗します。
なぜなら、人は「やらされる」と感じた瞬間に、無意識に抵抗するからです(心理的リアクタンス)。
私たちが設計する研修は、ゴール設定が根本的に異なります。
ゴールは「AIの使い方をマスターすること」ではありません。ゴールは「AIを使って、自分の仕事が楽になる快感を体験してもらうこと」です。
「うわ、これだけで終わるんだ」「今まで30分かかってた作業が5分だ」
この「小さな成功体験」と「快感」こそが、社員の行動変容を促す唯一のスイッチ。AIを「使わされるツール」から「自ら使いたくなる相棒」へと認識を変える瞬間です。
📰「問い合わせ対応40%削減」の裏側
余談ですが、先日支援したあるサービス業の会社(従業員150名ほど)では、まさにこの「使われないAI」問題に直面していました。特にカスタマーサポート部門の負担が大きく、似たような問い合わせ対応に多くの時間が割かれていました。
私たちは、機能研修を一切やめました。
代わりに、現場の担当者と徹底的に話し込み、「面倒だと感じている業務」トップ3を洗い出しました。そして、「その業務をAIで自動化する専用のプロンプト(指示文)」を一緒に作り上げたのです。
結果、どうなったか。
研修後、彼らは自らAIを使い始めました。面倒な定型文の作成や、過去の履歴検索をAIに任せ、自分たちは「お客様に感謝される、本当に向き合うべき業務」に集中できるようになったからです。
結果として、問い合わせ対応時間は平均で40%削減されました。これは「AIがすごい」のではなく、「AIを使いたくなる動機」を設計した結果です。これは、私たちが支援した50社以上の企業で共通して見られた現象でもあります。
📰AIは「脅威」ではなく「面倒」の引き受け手
ある雨の日の午後、クライアント先の薄暗い会議室で、一人のベテラン社員がポツリと漏らした言葉が忘れられません。
「AIって、俺たちの仕事を奪うものだと思ってたよ。でも違うんだな。コイツは、俺たちが一番やりたくなかった『面倒』を引き受けてくれる奴なんだな」
まさに、これです。
AI Transformation(AX)の本質は、ツールを導入することではなく、この「認識の変化」を組織に起こすことです。
もし、あなたが「AIを導入したのに、現場が使ってくれない」と悩んでいるなら、それは社員のせいではありません。「ツールの使い方」ばかりを教えて、「使う動機」を設計しなかった研修に原因があるのかもしれません。
AIは、あなたの会社の「やらなくていい業務」をゼロにする、最強のパートナーになり得ます。
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