💡「機能は完璧」なのに売れない…中小企業のDX・SaaS営業が見落とす、顧客の「感情」を掴むAI分析術

📰「スペック最強の提案」がなぜか通らない…
「機能も価格も競合より優れているはずなのに、なぜかコンペで負けてしまった…」
中小企業の経営者や管理者の方から、こんなご相談を受けることが本当によくあります。特に、DX支援、AIコンサルティング、SaaSのような「無形サービス」を扱っている場合、この悩みは深刻です。
BtoBの意思決定は、論理的(ロジカル)で合理的(ラショナル)だ。そう信じられてきました。だからこそ、私たちは必死に機能一覧表を作り、競合より「〇〇%優れている」というデータを揃え、論理で相手を説得しようとします。ですが、正直に言うと、最終的な意思決定の場では、その「論理」はあまり機能していないケースがほとんどです。
📰BtoBこそ「感情」で動いているという不都合な真実
ハーバード・ビジネス・スクールの研究でも、機能や価格が拮抗した場合、最終判断を左右するのは「安心感」や「信頼感」といった感情的なつながりだと報告されています。これは、BtoBも本質は「人対人」のビジネスだからです。
特にDXやAIのような無形商材は、物理的な製品と違って価値が目に見えません。顧客は、導入後に「本当に使いこなせるだろうか」「失敗して社内で責められたらどうしよう」という強い不安(損失回避の心理)を抱えています。
あるSaaS企業は、「業務時間を削減できる」という機能的な訴求を止め、「ストレスから解放された」という感情的なベネフィットを訴求することで、強い共感を呼びました。顧客が本当に買っていたのは「効率化」ではなく、「日々のイライラからの解放」だったのです。
📰顧客はドリルではなく「穴」が欲しい
マーケティングの有名な格言に、「顧客は1/4インチのドリルが欲しいのではない。1/4インチの穴が欲しいのだ」というものがあります。顧客が本当に解決したい「用事(ジョブ)」は、ドリルという「機能」ではなく、穴が空いたという「結果」です。
無形サービスは、この「ドリル」すら存在しません。顧客は「穴が空くかもしれない」という「未来への期待」にお金を払います。だからこそ、その未来がどれほど素晴らしいものか、感情に訴えかける必要があるのです。
彼らがAIツール導入で求めているのは、「AI機能」そのものではなく、「競合にAIで遅れを取るかもしれない」という漠然とした恐怖から解放され、「先進的な経営者として自信を持ちたい」という感情的なジョブの解決なのかもしれません。
📰あなたのサービスが提供する「本当の価値」は?
では、どうすればその「感情的ベネフィット」を見つけられるのでしょうか? 昔は、営業マンの「勘・経験・度胸(KKE)」に頼っていました。しかし今は、AIという強力な武器があります。
私は、AIを使って顧客の「声」を分析することから始めます。例えば、既存顧客のレビュー、商談の議事録、SNS上の口コミ、さらには解約した顧客のアンケートといった「非構造化データ」。
これらをAIに読み込ませると、顧客が「機能」について何を語っているか(例:「UIが遅い」「連携が面倒」)と同時に、彼らがどんな「感情」を抱いているか(例:「イライラする」「不安だ」「ガッカリした」)を瞬時に抽出できます。
ここに宝が眠っています。
あるクライアント(BtoB SaaS企業)のAI分析では、顧客が最も不満を感じていたのは「機能不足」ではなく、「問い合わせへの返答が遅いことによる『放置されている』という不安感」でした。彼らが本当に求めていたのは「即時レスポンス機能」ではなく、「見捨てられていない」という「安心感」だったのです。
📰AIが見つけた「感情」を行動経済学で「言葉」にする
この「感情的ベネフィット」を見つけたら、それを顧客に響く「言葉」に翻訳します。ここで活きてくるのが、行動経済学や心理学の知見です。
例えば、単に「高機能です」と伝えるのではなく、顧客の「損失回避性」 に訴えかけます。
【Before】(機能的メリット)
「このAIツールを導入すれば、毎月のレポート作成時間が10時間削減できます」
【After】(感情的ベネフィット)
「毎月、月末の10時間を『あの憂鬱なレポート作成』に奪われ続ける人生から、今すぐ解放されませんか?」
どちらが心を動かすかは明白です。後者は、「10時間を得る喜び」よりも「10時間を失う苦痛」を回避できる点を強調しています。人は得するよりも損したくない生き物なのです。
📰スペック競争から「感情価値」の土俵へ
中小企業の経営者や管理者の皆さんは、大企業と同じ「機能(スペック)」の土俵で戦う必要はありません。むしろ、スペックで劣っていても、「この担当者は、ウチの現場が抱える『言葉にならないストレス』を誰よりも理解してくれている」という強い「感情的つながり」を作れたなら、価格が多少高くても選ばれます。
あなたのサービスが解決している「見えない価値」は何でしょうか?
それは「業務効率化」という機能ですか? それとも、「経営者が夜、安心して眠れる」という「感情」ですか?
AIと行動科学の力を使えば、その「見えない価値」を掘り起こし、顧客の心に突き刺さる言葉として届けることが可能です。正直、これこそがAI時代に人間がやるべき、最もクリエイティブな仕事だと感じます。
「自社ならどう活用できる?」と少しでも気になった方は、以下のフォームからお気軽にご相談ください。【初回無料】にて、AIとマーケティングを組み合わせたDXで「貴社の課題抽出」「業務や事業の次の一手」となる新たな可能性を提案いたします。
💡合同会社RASHは【マーケティング×IT×生成AI×行動経済学/脳科学/心理学などの知見】で、「課題の明確化」「解決策と費用対効果の提示」から、「貴社・部門の”どうにかして解決したい”」を全力でお手伝いいたします。
「営業部門の商談効率を上げたいが、DXで何ができるの?」「離職率が高いのでAIで解決する方法は?」「広報部門が手一杯なので、AXで効率化する方法を教えて」「今、こんな業務課題があるんだけど、どこから手を付けたら良いか分からないんだ」…もっと抽象的なご相談でもOKです。
あなたのアイデアやお悩みを【マーケティング×IT×生成AI×行動経済学/脳科学/心理学などの知見】でビジネスの未来につなぎます。気軽にお問い合わせください。あなたのビジネスを伸ばす「AI活用型システム開発、AI導入支援/研修/ハンズオン型サポート/コンサルティング」など「弊社ができること」はこちら



