💡最初の事業は「独りよがりのプロダクト」で失敗 苦境を越えて掴んだ「自由診療DX」のシェア

「商売は身近なものだった」—あなたの原体験は、今のビジネスにどう活かされていますか?
多くの成功した経営者の物語は、幼少期の原体験にその根源を見出すことができます。B4A社を率いる植松氏も例外ではありません。会社員の父と起業家の母という少し珍しい家庭環境で育った彼は、商売が日常の一部である環境で成長しました。
この経験が「将来は会社を経営してみたい」という自然な夢を育んだのです。就職活動で多くの同級生が大企業を目指す中、彼の心に宿っていたのは、自らの手で事業を興したいという情熱でした。あなたのビジネスの根底にある情熱は、どのような原体験から生まれているのでしょうか。そのルーツを深く見つめ直すことが、事業の核を再確認するきっかけになるかもしれません。
会社の看板ではなく「人」で選ぶ—キャリア初期の出会いが、未来の事業をどう形作るか
新卒での会社選びは、その後のキャリアを大きく左右する重要な決断です。植松氏が選んだのは、安定した大企業ではなく、ソフトバンクグループから独立した直後のSBIでした。その最大の理由は、代表である北尾吉孝氏のビジョンと、そこに集まる個性豊かな「人」に強く惹かれたからだと言います。
事実、現在のCTOをはじめ、彼の事業を支える重要なメンバーの多くが、このSBI時代の仲間です。これは、キャリアの初期段階において、給与や役職といった条件以上に「誰と働くか」「どんな縁を築くか」が、未来の大きな財産になることを示唆しています。あなたの周りには、未来の事業を共に創る仲間がいますか?
参考)最初の事業は「独りよりのプロダクト」で失敗 苦境を越えて掴んだ「自由診療DX」のシェア
https://logmi.jp/main/startup/332204
未経験の荒波を「営業力」で乗り越える—異分野への挑戦が、独自の専門性を生み出す瞬間
転職先のエムスリーで、植松氏はコンサルティング会社出身者ばかりという完全なアウェイ環境に身を置くことになります。専門知識で劣る中、彼は自身の強みである「営業経験」を武器に売上で貢献し、組織内での価値を確立しました。
同時に、Web講演会サービスの立ち上げなどを通じて、医療×ITという新たな専門性を必死に吸収していきました。多くの経営者が、畑違いの領域で自身の無力さを痛感した経験があるでしょう。しかし、そこで自分の武器を自覚し、それをテコにして新しい知見を学ぶ姿勢こそが、誰にも真似できない独自の専門性を生み出すのです。
巨大な先行者がいる市場で、あえて「ニッチ」を狙う戦略—ブルーオーシャンはどこに隠されているのか?
起業するにあたり、植松氏はあえてエムスリーのような巨大企業がひしめく「保険診療」の領域を避けました。彼が着目したのは、当時はまだ本格的なプレイヤーが少なく、「怪しい」とさえ見られていた「自由診療」の分野でした。
世の中の価値観が変わり、男性の脱毛が一般的になる未来を見据えていたのです。これは、多くの経営者が陥りがちな「強い競合がいるから参入しない」という思考停止からの脱却を教えてくれます。一見、魅力的に見えないニッチな市場や、先行者がまだ気づいていない社会の変化の中にこそ、ビジネスを飛躍させるブルーオーシャンが隠されているのかもしれません。
「このプロダクトは最高だ」その思い込みが招いた、避けられたはずの失敗
輝かしい経歴を持つ植松氏ですが、最初の起業は壮絶な失敗に終わります。美容医療の動画マッチングサービス。技術力の高いエンジニアと作り上げたプロダクトでしたが、市場には全く受け入れられませんでした。原因は明確で、エンドユーザーのニーズを無視した「独りよがりのプロダクト」だったからです。
「自分たちの作るものは最高だ」という作り手側の思い込みは、多くのスタートアップが陥る罠です。ユーザー不在のまま開発を進めた結果、プロダクトは誰にも使われず、会社の雰囲気は悪化し、資金は底をつく。失敗を認めることの難しさと、その代償の大きさを、これほど生々しく物語るエピソードはありません。
信頼だけが武器だった—事業失敗後の資金調達で経営者が本当に試されるもの
事業に失敗し、会社の価値が半減する中で、植松氏はさらなる資金調達という過酷な現実に直面します。プロダクトもなく、失敗の実績だけがある。そんな状況で投資家を説得するのは至難の業です。ここで彼の支えとなったのは、事業計画書ではなく、彼自身の人間性を信じてくれた支援者たちの「あなたを信じる」という言葉でした。
このエピソードは、経営の最も困難な局面において、最後に問われるのは経営者個人の「信頼残高」であることを教えてくれます。創業社長の孤独、精神的に追い詰められる苦しさ、それでも支援者を裏切れないという強い責任感。これらすべてを乗り越えてこそ、経営者は真の強さを手に入れるのでしょう。
競合の値下げ合戦に、あなたは付き合いますか?—価格競争から抜け出す唯一の道
自信作であった「B4A」も、販売開始から2年目には大手を含む多数の競合が出現し、厳しい価格競争に巻き込まれます。絶体絶命のピンチの中、多くの企業が値下げという安易な道を選ぶでしょう。しかし、植松氏のチームが選択したのは、真逆の道でした。
彼らは半年という期限を設け、競合製品を徹底的に分析し、顧客から選ばれるために必要な機能をすべて実装するという「プロダクト品質の徹底向上」にリソースを集中させたのです。これは、顧客が本当に求めているのは目先の安さではなく、自社の課題を解決してくれる卓越した価値であるという、ビジネスの本質を喝破した戦略的判断でした。
「やらないこと」を決める勇気—経営者が本当に集中すべき一点とは?
数々の苦境を乗り越える中で、植松氏は経営者として重要な学びを得ます。それは「キャッシュ・イズ・キング」という資金繰りの重要性、そして「やらないことを決める」勇気でした。競合が広告や低価格競争に走る中、B4A社はプロダクトの品質向上という一点に集中しました。
さらに、ターゲットをチェーン展開するクリニックに絞り、法人営業のノウハウを活かすことで、自社の強みを最大化したのです。多くの経営者がリソースの分散に悩む中、この「選択と集中」の姿勢こそが、特許取得という技術的優位性を生み、競合が追随できない強固な参入障壁を築く源泉となったのです。
単なるツール屋で終わらない—顧客のビジネス全体を「進歩」させるプラットフォーム戦略とは
現在、B4Aは自由診療クリニックの基幹システムとしてトップシェアを誇りますが、植松氏の視線はさらにその先を見ています。彼の目標は、単なるシステム提供者、つまり「ツール屋」で終わることではありません。基幹システムを土台としながら、金融決済といった付加サービスを次々と展開する「プラットフォーム」を築くことです。
これは、顧客のビジネスの一部分を効率化するだけでなく、事業全体の成功、つまり彼らの「進歩」にコミットするという強い意志の表れです。あなたのビジネスは、顧客に何を提供していますか?単なる製品やサービスですか?それとも、顧客の未来を形作るプラットフォームですか?この視座の違いが、企業の成長角度を決定づけるのかもしれません。
「自社ならどう活用できる?」と少しでも気になった方は、以下のフォームからお気軽にご相談ください。【初回無料】にて、AIとマーケティングを組み合わせたDXで「貴社の課題抽出」「業務や事業の次の一手」となる新たな可能性を提案いたします。
💡合同会社RASHは【マーケティング×IT×生成AI×行動経済学/脳科学/心理学などの知見】で、「課題の明確化」「解決策と費用対効果の提示」から、「貴社・部門の”どうにかして解決したい”」を全力でお手伝いいたします。
「営業部門の商談効率を上げたいが、DXで何ができるの?」「離職率が高いのでAIで解決する方法は?」「広報部門が手一杯なので、AXで効率化する方法を教えて」「今、こんな業務課題があるんだけど、どこから手を付けたら良いか分からないんだ」…もっと抽象的なご相談でもOKです。
あなたのアイデアやお悩みを【マーケティング×IT×生成AI×行動経済学/脳科学/心理学などの知見】でビジネスの未来につなぎます。気軽にお問い合わせください。あなたのビジネスを伸ばす「AI活用型システム開発、AI導入支援/研修/ハンズオン型サポート/コンサルティング」など「弊社ができること」はこちら



