📒読書のすすめ ー 読書感想文で悩まない読書法

夏休み間近になると「Yahoo」や「Google」の「読書」の関連検索ワードの中に「読書感想文」というキーワードが増えてきます。「読書感想文のために読書をする」という方は「普段から読書の習慣があまり多くない」「読書が苦手な意識を持たれている」方かもしれません。
普段から読書をされていない方の場合は「読書について苦手意識」を持たれている方もいらっしゃると思います。「読書自体のやり方」を知らないために「読書は面倒なもの」「文章を読むのが嫌だ」というケースもあるでしょう。また「自分には集中力がないから」と考えてしまうこともあります。
実は読書は「コツを覚えると効率よく読むことが可能」になります。読書嫌いの方が少しでも本に親しんでいただけるように、また「読書感想文を書くために読書するのがイヤ」という方のために、今回は読書の方法について書いてみたいと思います。「読書が楽になる読書法」です。
気楽に1ページだけ/30秒だけ読書のすすめ
読書が苦手な方は「まとまった時間が取れない」「一気に読まなくてはいけない」と考える方もいると思います。
でも、読書にルールはありません。まずは30秒間だけ「目次」を眺めてみてください。これだけでも立派な読書です。「何百ページもある本を全て一気に読もう」とすると、どうしてもまとまった時間が必要になりますし、それを考えるだけでも憂鬱になってしまうこともあると思います。
「読書が得意」であったり「興味ある本」の場合であればこれも可能かもしれませんが、どんなに「読書好き」であっても、意識的にまとまった時間を作るのは難しいこともあります。
ですので、読書は「1ページ」「30秒」でOK。読み始めて楽しかったら、ぜひ続きを読んでみてください。
読み終えなくてもOK、本は「出会い」と同じ
どんなに文章が上手い作家であっても「最初から最後まで読者を惹きつけることができる文章」というのは難しいことです。「ノウハウ本」のような場合であれば「その本の中の一部だけが自分にとって必要な情報」ということもあります。
本が苦手な方は「一冊全て読み終わらなければいけない」と考えてしまう方も多いと思います。実はこれが読書のハードルを上げてしまうことになります。
その本を読み進めるうちに「事前に考えていた内容と違う」「思ったよりも面白くなかった」という場合は、その本は読み終えなくても大丈夫です。そのままリサイクルショップに持って行ってください。
本は「読む行為」が目的ではありません。読書を通じて「何かの知識を得る」「楽しむ」ことが大切です。読書は人間と一緒で「出会い」です。興味を持てる本に出会えなければ、無理にすべてを読む必要はないのです。
格好から入るのも素敵です
「読書をする場所」や「雰囲気」も大事です。「デスク」や「ベッド」「ソファー」や「リビング」…リラックスできる場所で読んでみてください。スタバでコーヒー片手に読書も「ちょっと出来る感じ」で良いですよね。「静か」「ノイズが有る」などもお好みで。
「読書している自分が格好いい」「ちょっと落ち着く」から読書に集中出来る雰囲気を作ることも出来ます。本を読む切っ掛けも楽しめると、読書の集中力も高まりますし、集中出来ると本の内容が入ってくるようになります。
読書を始める前に
本を手に取ってみると「表紙」や「帯」「目次」「装丁」など、読み始める前から様々な情報を提供していることがわかります。読書を始める前にまずはこれらの情報を眺めてみてください。例えば「著者の経歴/プロフィール」を見るだけでも、誰がどのような意図で書いたのかを理解することができます。
本によっては「経歴やプロフィール」を読むだけでも、その著者のドラマのような経歴が書かれていたりすると、その本の中身に興味を持つことができたりすることがあります。
「帯」や「表紙」は書店で手にとって購入してもらうために、著者や出版社がいかに目を引くかを全力で追求するところです。その本の「要点」や「重要なポイント」などが書かれてることも多く、ここだけである程度の本の内容を理解することも可能です。
「目次」は「見出し」ですので、その本の流れやポイントを要約していると言っても過言ではありません。
いきなり本を開いて読み出そうとすると、これらの「事前情報がないまま読み始める」ことになります。頭の中にその本のイメージがあるかないかで、文章の理解は大きく変わってしまいます。
読書が苦手な方は、まずは「事前準備」として、「表紙」や「帯」「目次」「装丁」などを「軽く見てみる」ことをおすすめします。
読書の流れ
読書には大きく分けて二通りの流れがあります。ひとつは「最初から最後まで通して読む方法」、もう一つは「部分的につまみながら読む方法」です。
- 「どんな本を読むのか」(本の種類)
- 「何のために本を読むのか」(目的)
によって使い分けると、本への抵抗を減らすことが可能になります。
「小説」や「エッセイ」のようなストーリー性のあるものの場合は「最初から最後まで通して読む方法」が必要になります。ここでポイントになるのが「目次」です。これを読んでおくことで、ある程度の流れを理解した前提で読めるようになります。「予習」出来ると、集中が必要なポイントを理解して読み進めることができるようになります。
「ストーリーを楽しむ」ことを読書の目的にする場合は、「最初から」2~3割程度読み進めていくうちに「盛り上がる」「共感出来る」感じが有るかどうかが分かってきます。前半全然盛り上がらないのに、後半になっていきなり盛り上がる…のは、なかなか無いパターンです。
「ノウハウ本」のような「章」や「項目」毎に読める場合は「目次を見て興味のある所から読み進める」ことが可能です。「章」や「項目」を興味のあるところから読むことで、集中力を上げることが出来ますし、これで面白くなかったら、その本は「読み終えなくてOK」な本なのです。もちろん、面白かったら「戻って最初から」読み始めてもOKです。
「知識を得る」ことを読書の目的にする場合は「どんな知識を得たいのか」を決めておいて「目次からそれについて書かれている場所を推測して読む」ことで、ある程度短時間で必要な情報に触れることができます。
本を読むことが苦手な方の場合「知識を得る」が目的なのに「最初から最後まで通して読む方法」を取ってしまうと、だんだんと「読むこと自体が面倒」になってしまうのです。
楽しい本に出会える「本の選び方」
「Yahooショッピング」や「楽天」「Amazon」など「本の売れ筋ランキング」は「その時期に売れている=読まれている本のランキング」です。どんな本が売れているのかを見ることで「読みやすい本」「自分に合った本」を見付けることも、本を楽しむことの一つです。
また、書店の店頭で本を数ページめくってみるのは、ちょっとした宝探しにもなります。ショッピングサイトの口コミがあまり無い本でも、読んでみると面白いケースもあります。書店での本選びの楽しさは「活字や挿絵にちょ苦節触れられる」ということ。文字のサイズや書体一つでも「著者の思い」が込められているものです。
ここまで読んでいただけた方でしたら、きっと素敵な本に出会えると思います。
素敵な本に出会えたら、読書感想文に書きたいことも増えますよ。

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