💡AI研修、まだ「プロンプトのコツ」だけ学んでいませんか?経理・総務のDXは「それ」じゃない。IT知識ゼロの事務スタッフが主役になる「AI変革思考」で、月50時間の業務削減を実現する心理的ステップ。

AI研修の9割がムダになる理由
「生成AIがすごいらしい」と聞いて、慌ててAI研修を導入される経営者の方が増えました。しかし、その内容が「ChatGPTの効果的な使い方」や「プロンプトエンジニアリング」に終始しているとしたら、少し立ち止まってください。
実は、それこそが「AIを導入したのに、現場で一向に使われない」という典型的な失敗の入り口なのです。なぜなら、道具の使い方を学ぶだけでは、現場の仕事は1ミリも変わらないからです。
DXの宝庫はバックオフィスにある
私は常々、中小企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)、特にAX(AIトランスフォーメーション)の主役は、営業部門や開発部門ではなく、「経理・総務・人事」といったバックオフィス部門だとお伝えしています。
なぜなら、そこには「毎月繰り返される定型業務」という、AIによる自動化の「宝」が眠っているからです。しかし、多くの場合、その宝は見過ごされています。
ウチの社員はITが苦手という誤解
経営者の方から「ウチの事務スタッフはITが苦手で、AIなんてとても…」というご相談をよく受けます。しかし、本当の課題はITスキルではありません。
現場のスタッフ自身が「何に困っていて」「どの業務をAIに任せられるか」に気づけていないこと。これこそが本質的なボトルネックです。AIは、もはやITの専門知識ではなく、業務改善の「思考ツール」なのです。
高額ツール導入で失敗する心理的罠
「とにかく効率化だ!」と意気込んで、高額なRPA(業務自動化ツール)やAIシステムを導入し、大失敗したケースを私は何十社と見てきました。
現場は新しいツールの操作を覚えることに疲弊し、「AI=面倒なもの」というレッテルが貼られ、結局誰も使わなくなる。これは、人の「現状維持バイアス」という心理的な抵抗を無視した結果です。変化は、たとえ良い変化であっても「痛み」を伴うのです。
必要なのは使い方ではなく思考の研修
私たちが提供すべき研修は、「AIの使い方」ではありません。現場のスタッフ一人ひとりが、「あ、この面倒な作業、AIにやらせられるかも?」と自ら気づけるようになるための「AI変革思考(AX思考)」の研修です。
大切なのは、プロンプトの技術ではなく、「自分の業務を分解し、AIに任せる部分を見極める視点」を育てることです。
AIアレルギーを行動経済学で解く
AIを導入する際、「仕事を奪われる」という恐怖や「新しいことを覚えたくない」という心理的抵抗が必ず発生します。
私たちはここに、行動経済学の「ナッジ(そっと後押しする仕掛け)」を活用します。例えば、いきなり全業務を対象にするのではなく、一番面倒な「単純作業」をAIで自動化する小さな成功体験を積んでもらう。この「自分にもできた」という感覚(自己効力感)が、AIアレルギーを「AIって便利かも」という好奇心に変えるのです。
月50時間の削減がゴールではない
「AI変革思考」が現場に根付くと、何が起きるか。経理部門で「月50時間の定型業務が削減できた」といった目に見える成果はもちろん出ます。
しかし、本当の価値はそこではありません。スタッフが「やらなくていい業務」から解放され、「自分にしかできない、もっと付加価値の高い仕事」に時間を使えるようになること。そして、自ら業務を改善していく「主体性」と「楽しさ」を取り戻すこと。これこそがAXの本質なのです。
AI変革はツールではなく人から始まる
これからの時代、AIを「使う側」と「使われる側」の格差は、企業の存続に直結します。しかし、その第一歩は、高額なシステム投資ではありません。
まずは、現場のスタッフの「思考のOS」をアップデートすること。IT知識ゼロでも全く問題ありません。大切なのは、「AIに何ができるか」ではなく、「AIで何をしたいか」という視点を持つことです。その「気づき」の種を蒔くことこそ、経営者が今、最優先で取り組むべきAI研修ではないでしょうか。
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