💡「気合と根性」のDXはもう古い。社員が自ら動きたくなる「仕掛け」とは?

「気合と根性」のDXはもう古い。社員が自ら動きたくなる「仕掛け」とは?
「社員のやる気」に頼り切ったDX推進が、実は失敗への最短ルートだとしたら、あなたはどう感じますか?多くの経営者が「もっと当事者意識を持ってほしい」と願う一方で、社員が動かない本当の原因は、彼らの意識の低さではなく、リーダーが作り出す「環境」にあるのかもしれません。
この記事では、人の意志力に頼らずに目標達成へと導く心理学の強力な秘訣、「プリコミットメント」について掘り下げていきます。この概念を理解すれば、なぜ人が動くのか、その「仕組み」の作り方が分かり、つい先延ばしにしがちなDXのような大きな変革プロジェクトに応用できる、具体的なヒントが得られるはずです。
参考)貯金もダイエットも禁煙も…続く人と挫折する人を分ける「ある1つの行動」とは?
https://diamond.jp/articles/-/372440
損失を回避したいのが人間。だから「行動デザイン」が効くのです。
私がクライアントへのDXコンサルティングで最も重視しているのは、まさにこの「行動デザイン」という考え方です。単に新しいツールを導入するという「ご褒美」を提示するだけでは、人はなかなか変わりません。それよりも、「古いやり方を続けると稟議の承認が遅れる」「新しいシステムを使わないとインセンティブ評価が下がる」といった、損失回避の感情にスイッチを入れる仕組み作りが、時には絶大な効果を発揮します。
人間の脳は、何かを得る喜びよりも、何かを失う痛みを2倍以上も強く感じると言われています。この心理原則を無視して、ただ「頑張ろう」と号令をかけるだけでは、組織は動きません。人の善意ややる気といった不確実なものに頼るのではなく、合理的で、かつ行動せざるを得ない環境を設計することこそが、DX成功の鍵だと私は考えます。
「動かない」のは、思考停止したリーダーの責任かもしれない
「うちの社員がなかなか動いてくれない」と感じる時、それは本当に彼らの能力や意欲の問題なのでしょうか。実は、その多くは、仕組みの問題であることがほとんどです。意志の力という、目に見えず測定もできないものだけに頼るのは、ある意味でリーダーの思考停止と言えるかもしれません。
私自身、これまで多くのプロジェクトで、行動を後押しする「優しい強制力」を環境にデザインすることの重要性を目の当たりにしてきました。例えば、週に一度の進捗報告会を「新しいツールの活用事例共有会」に変えるだけで、社員の間に健全な競争意識と協力体制が芽生え、チーム全体のポテンシャルが自然と引き出されていくのです。
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